日本の三大カニとして根強い人気のズワイガニ。子供からお年寄りまで大好きなズワイガニは、冷凍で販売されていることが多く、解凍して手軽に食べることができます。
今回は、お中元やお歳暮で頂いたり、冬の鍋の時期にお取り寄せしたり、ズワイガニをより美味しく食べれるようズワイガニを解凍する時の注意点とポイントをご紹介いたします。
ズワイガニを解凍する時の注意点とポイントを念頭に置き、ズワイガニを食べる時には、ぜひご活用ください
ズワイガニを解凍する時の注意点とポイント その１
ズワイガニを水揚げ後にボイルして冷凍にしたものは、冷蔵庫で緩慢解凍することをオススメします。
その理由は、冷凍した肉や魚を解凍する時に出るドリップという旨味を含む水分が、流れてしまうからです。カニの素材の味を楽しめるかは、ドリップをいかに少なくするかが重要となります
ズワイガニを解凍する時の注意点とポイント その２
急いでいる時は流水解凍でもOK!
流水解凍する際は、ビニール袋などに入れ密閉してか、ボウルやシンクに入れます。さらに、水がぬるくならないように水を流しっぱなしにするか、氷水に浸けるのもオススメです
ズワイガニを解凍する時の注意点とポイント その３
一方で、ボイルされていない生の冷凍ズワイガニは繊細で、鮮度が落ちる前に短時間での流水解凍がオススメです。茹でる前の下準備としても大切な工程となります
ズワイガニを解凍する時の注意点とポイント その４
カニを購入して戸惑うこととして、一番の難点とも言えるカニを捌く工程。
近年は、手を汚さず簡単に食べることができるポーションと呼ばれるむき身のタイプも多く販売されています。
ポーションの場合は、解凍に時間を掛けると変色の原因となるので、流水を使って短時間で解凍するのがオススメです
ワイガニを解凍する時の注意点とポイント その５
ズワイガニは、時間が経つと黒く変色してしまうので、解凍後はすぐに食べるようにしましょう。と、言うのもズワイガニは、たんぱく質を豊富に含んでおり、酵素によって分解されることで、黒変する元となるアミノ酸が含まれています。
この黒変は防ぐことができるのか？
答えは、できます！
黒変はボイルせずに冷凍したカニに起こる現象で、一度加熱をすると酵素の働きが弱まり黒変はしません。そのため、冷蔵のズワイガニを保存する場合は、茹でてから、冷凍することをオススメします。
黒変したカニは、一見腐敗しているようにも見え、食べてもいいものなのか手が止まってしまいますが、変色しているだけで、味に違いはありませんので安心してお召し上がり下さい
ズワイガニを解凍する時の注意点とポイント その６
ズワイガニを乾燥から防ぐために、新聞紙やキッチンペーパーを濡らして包み、さらにラップやビニール袋に入れて解凍します
ズワイガニを解凍する時の注意点とポイントその７
冷凍する際に、乾燥や冷凍焼けから守るために表面に水や塩水でグレーズと言う氷の膜を作ります。
グレーズが付いたまま食べると余分な水が出てしまい水っぽく感じるので、流水解凍しておきましょう。急いでお湯を使用したり、身をこすったりしないように気をつけましょう
ズワイガニを解凍する時の注意点とポイント その８
電子レンジは使用しないようにしましょう。
温めたり、急な解凍に便利な電子レンジ。しかし、電子レンジで温めると水分や旨味が出てしまい、甘くてカニ汁たっぷりのズワイガニもパサパサになってしまい、味や食感を損ねてしまいます。
また、電子レンジ以外にも茹でたり加熱調理は避けるようにしましょう
ズワイガニを解凍する時の注意点とポイント その９
解凍したカニは再冷凍しないようにしましょう。
業務用の急速冷凍機は、細胞を破壊せずに短時間で凍らせることが可能です。そのため、解凍時にドリップ量を減らすことができるので、鮮度、品質を維持しながら冷凍することが可能です。
しかし、家庭の冷凍庫では−18℃程度なので業務用のように冷凍することはできず、品質を保つことが難しくなります。
また、冷凍庫は開け閉めしたり、大量に食品を入れてしまうことで、温度が上がってしまいます。冷凍状態と言えど、一ヶ月を目安に早めに食べるようにしましょう
ズワイガニを解凍する時の注意点とポイント その１０
立派なズワイガニを頂いたものの、保管場所に困った時は、カニが直接水に触れないようにビニール袋に入れ、氷を入れた発泡スチロールが冷却機能を持つので、涼しい場所に置くことで、一時的に保管することができます。あくまでも一時的に過ぎないので、スペースを確保したら早めに移すようにしましょう
まとめ
ズワイガニは解凍する時の注意点とポイントをお守り頂くことで、焼きガニにしたり、料理に華をそえたりと、より美味しく食べることができます。ぜひズワイガニを解凍する時の注意点とポイントを参考にしてみてください
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