夏の時期には酢の物にしたり、冬の時期にはカニ鍋などにかかせない日本の風物詩の一つです。タラバカニ、ズワイガニに並んでカニのお取り寄せで人気があるのが毛ガニです。高級な毛ガニを手軽にご家庭でお召し上がりいただけることから、お取り寄せ品として注目されています

毛ガニは日頃の感謝を込めた贈答品やお中元、お歳暮のお取り寄せとしても不動の人気があります。身がギッシリ詰まった毛ガニは、カニ肉は甘くてジューシー。かにみそもクリーミーで、まるでムースのような口どけです。
今回は毛ガニの特徴から、美味しい毛ガニの選び方まで、毛ガニをお取り寄せする際にお役立て頂ける情報をご紹介致します

毛ガニとは？

毛ガニの名前の由来は、その名の通り、甲羅だけてなく、脚も含め全体が短い剛毛で覆われていることから毛ガニと呼ばれるようになりました。脚が短く、ずんぐりした体型です

毛ガニの特徴

特徴としては、オスとメスで甲羅の大きさや形が異なります

オスは大きいもので甲長15cm程度まで成長し、甲羅は縦長の楕円形をしています

一方でメスは、大きいもので甲長12cm程度まで成長し、オスに比べ、小さく、また幅が広く円形に近い形で背甲面も強く膨らんでいます

毛ガニの生息地は？

毛ガニは、ベーリング海東部からオホーツク海、北太平洋の広い海域に分布しています

日本では主に北海道沿岸各地で水揚げされますが、太平洋側では茨城県まで、日本海側では島根県まで生息しています。水深30～200mほどの砂泥に生息しています

冷たい海で育ち、身が締まり、栄養豊富の餌を食べて育った毛ガニは別格です

毛ガニの旬は？

国内でも至る所で毛ガニは水揚げされますが、国内水揚げ量No. 1を誇るのは北海道です

道内では沿岸各地で漁獲されており、興味深いのが、北海道内でも各地で漁期が異なるため、一年中どこかの港で毛ガニが水揚げされています。その甲斐あって”一年中旬”ということになります

その時期その時期に身がギッシリと詰まった厳選された毛ガニをお取り寄せしてみましょう

続いては、それぞれの沿岸の漁期をご紹介します

中でも、宗谷は2017年には一年を通して、道内屈指の水揚げ量を誇っています。
全体量を見ると、3月～4月にかけて毛ガニの水揚げ量はピークとなるので、価格面や鮮度の良さもふまえ、この時期は、毛ガニのお取り寄せのタイミングの時期の一つです

毛ガニは資源保護されています

毛ガニは高級食材として、人気を集めたこともあり、1980年頃から、大量に漁獲され、乱獲などによりカニが減少してしまいました。そこで、資源保護が必要となり現在でもメスガニや甲長8cm未満、そして脱皮直後のカニは漁獲制限があり、様々な厳しい規制が行われていることもあり、ここ20年は一定の推移となっています

最高級の毛ガニをお取り寄せしてみましょう

毛ガニにはランクがあるのはご存知ですか？
毛ガニは脱皮を繰り返し、脱皮したての若ガニは、体力を使い果たし身も痩せてしまっていることが多いです。
一方、脱皮を終え、次の脱皮の直前の状態の堅ガニは、栄養を十分蓄えた状態で、身入抜群の極上の最高級の毛ガニと言われています。
この堅ガニを見つけた際には毛ガニをお取り寄せし、ぜひ味わってみてください

毛ガニをお取り寄せするときの注意点

毛ガニをお取り寄せする時にチェックして頂きたいのが、重量表記です。
毛ガニは茹でると水分が出て、2割程度目減りし、さらに、解凍時にも水分が抜け、目減りします。
なるべく重く見せたいという思いから、ボイル前の重量表記をするケースもあります。その際は、2割減ることを念頭に置き、茹でてあるカニの値段と比較してみましょう。
また、グレースという冷凍焼けが起きない特殊な塩水を2度塗りする作業があります。カニの品質を保つためには欠かせないこの作業ですが、このグレース分も重量に含まれているかどうか、毛ガニをお取り寄せする際に、確認することも大切です

毛ガニをお取り寄せするときにサイズ選びのポイントは？

毛ガニは小柄なもので400ｇ前後のものがあります。値段も手頃ながら姿で購入できるメリットは、カニの身だけでなく、かにみそも堪能でき、毛ガニを丸ごと味わうことができます。
他にも2、3人で食べれるみそと身のバランスがよい600gサイズから、希少な1000ｇ越えの毛ガニも出回っています。
使用用途に応じて毛ガニのサイズを選びお取り寄せが可能です

お取り寄せした毛ガニを早速食べてみましょう！

毛ガニをお取り寄せしたら、しゃぶしゃぶにしたり、カニ刺しにしたり、様々な楽しみ方があります。
一押しは、道産子グルメではお馴染みの甲羅酒 です。ほぐしたカニ身とみそを混ぜあわせぬる燗を注ぐだけの甲羅酒。お取り寄せすることで、贅沢な一品も自宅で楽しむことができるのも、お取り寄せならではの特権です