毛ガニは、カニの身だけでなく、かにみそまで丸ごと堪能できることから三大カニの一つして不動の人気です。
丸ごと姿のまま販売されているので、姿を丸ごとさばくとなると不慣れな方も多く、不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。
毛ガニの簡単なさばき方はあるのか?と疑問をお持ちの方は必見です。
今回は毛ガニの簡単なさばき方についてご紹介します
毛ガニとは?
国内の毛ガニの主な水揚げ場所は北海道ですが、北海道以外で水揚げされることはほぼありません。そのため、全国の市場や店頭では、流通することが少なくなっており、北海道で購入するか、通販が主な販売経路となっています。
毛ガニの味はと言うと、タラバガニやズワイガニにも劣らず、料亭や贈答品としても喜ばれる一品として言われております。ご家庭でも高級店のような、味わいをお楽しみいただけるようぜひ毛ガニの簡単なさばき方をマスターしてみてください
毛ガニの簡単なさばき方 下準備
毛ガニが活きの状態であれば、まずは茹でることから始めます。そして、冷凍してある毛ガニは解凍することから始めましょう
毛ガニの簡単なさばき方 用意するもの
下準備ができたら、軍手、キッチンバサミ、包丁の3点を用意します。
初心者であればキッチンバサミがおススメですが、作業をしながら、使いやすい調理器具を選ぶようにしましょう
脚を胴体から切り離す 毛ガニの簡単なさばき方
カニの足は関節で折れているので、足を伸ばして、脚の付け根にハサミを入れて切り離します。
この時に、中々切れない場合は左右別の方向からハサミを入れてみましょう。力尽くで無理に切ろうとすると失敗の元となりますので、丁寧に行います。
また、毛ガニの簡単なさばき方のコツを掴むとハサミを使わず、関節を左右に回しながら、甲羅と脚を切り離す事も可能ですので、チャレンジしてみてください
ふんどし、甲羅を取り外す 毛ガニの簡単なさばき方
甲羅を下にして、お腹の部分にある“ふんどし”と呼ばれる三角形の部分に親指を入れ取り外しましょう。
手でとれない場合は、ハサミを使用しても構いません。
そして、ふんどしを取り外した部分に穴ができるので、そこへ同じような要領で、甲羅を外します。
ここで、解凍が不十分だと、甲羅がなかなかはずれないので、事前にしっかりと解凍されているのか、確認しておく必要があります
毛ガニの簡単なさばき方 かにみそをとりましょう
毛ガニの甲羅を取り外すと、いよいよかにみそが出てきます。
かにの甲羅以外の部分にも、かにみそが付着しているのでキレイに集めて、甲羅へ移しておきましょう
毛ガニの簡単なエラのさばき方
胴体部分に、ヒラヒラした「ガニ」と言う魚のエラに相当するものがあります。
ガニは食べる事が出来ないので手でちぎりとって、取り外しておきましょう。万が一、食べてしまっても体に害はありません
毛ガニの簡単な胴体のさばき方
包丁で胴体を半分に切ります。安定せず切りづらい場合、キッチンバサミを使用しても構いません。
胴体を二つに分けたら、筒状の部分を切ります。この部分は脚の付け根で、身がたくさん詰まっているので、縦にハサミをいれ、身を出しましょう
毛ガニの簡単な脚のさばき方
脚の先端はトゲがあり鋭いので、先に切り離します。それぞれ、ハサミで表面のトゲだけを切り落とし、脚の外側をカーブに沿って身を切らないように殻を切っていきます。
そうして殻を開いていくことで、ぎっしり詰まった身が取り出しやすくなります
毛ガニの簡単なさばき方 注意点
毛ガニの解体作業は終了です。
一度マスターすると、ご家族やお子様と一緒に楽しんでできるのではないでしょうか。
そして、何回かご経験される内に、さばきづらい毛ガニと、さばきやすい毛ガニがあることにお気づきになるかと思います。毛ガニは、脱皮してからの状態をランク分けしており、脱皮したての若ガニや、脱皮してから時間が経ち、甲羅が硬く、身の詰まりが良いとされている堅ガニがあります。一般的には堅ガニの方が、甲羅が堅いこともあり、さばく時に力が必要になることがあるので、十分ご注意下さい
さいごに!お勧め調理方法
毛ガニを手早く捌いたら、あとは食べるだけです。サラダのトッピングやカニクリームパスタ、チャーハンの彩りにお使いいただけます。また、冬の寒い時期には、カニ鍋にして、ポン酢をつけて食べても体が温まります。甲羅にお酒を入れて温める甲羅酒や、カニの脚を鉄砲にみたてた鉄砲汁などの郷土料理もオススメです。
そして、毛ガニの醍醐味かにみそ。かにみそは独特の生臭い風味で、苦手な方も中にはいらっしゃると思いますが、毛ガニのかにみそは臭みもなく、口溶けがなめらかで食べやすいことで評判があります。
カニの身の甘みが強く、かにみそがふんだんに詰まっている毛ガニ。
ぜひ、毛ガニの簡単なさばき方をマスターし、料理の幅を広げてみて下さい
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