タラバガニはカニの王様として、日本の三大カニの一つです。カニの産地、北海道のタラバガニと言えば、気になるのはそのお値段です。
北海道のタラバガニの値段はどのように変動し、いつ北海道のタラバガニの値段は安くなるのか。北海道のタラバガニの値段についてご紹介したいと思います
タラバガニとは
タラバガニは水温の低い海に生息しており、生物学的にはヤドカリの仲間に分類されています。脚は左右4本ずつの計8本で、甲羅が大きく、脚ががっちりとしているのが特徴です。
味はあっさりとした程よい甘みがあり、たんぱくですが、脚にはぷりぷりの身が含まれており、とても食べ応えがあり美味しいカニです
食べ方
主に焼きガニにしたり、塩ゆで、蒸しガニをそのまま食べたり、冬は鍋の具材としても人気です
国産タラバガニは北海道だけなんです!
タラバガニは寒い海に生息していることから、日本ではほぼ北海道のみで水揚げされているといっても過言ではないでしょう。そのため希少価値が高く、北海道産のタラバガニの値段は高値になることが多いです
市場に出回っているのは主に輸入品
さらに、北海道のタラバガニの値段を左右するのが、市場に出回っているのは主に輸入品であることです
日本はカニ好きでカニ消費国として知られていますが、国産は北海道しかない、となるとタラバガニの値段が高いのも致し方無い状況とも言えます
タラバガニ輸入価格過去最高
2018年のタラバガニの主な輸入先は、8割以上はロシアから、続いてアメリカやノルウェーとなっております。
近年、カニが高騰していると話題になることが多く、2018年には北米、ロシア産のズワイガニとタラバガニの輸入価格が過去最高値となりました
原因の一つとして、中国でのカニ人気上昇
温暖化の影響で水産資源が年々減少する一方、中国でカニ人気が高まっていることも原因の一つです。
北海道のタラバガニの値段が変動する要因の一つに、他国からの輸入状況により大きく左右されることが挙げられます。輸入に頼っている以上、北海道のタラバガニの水揚げ状況だけでは値段が安定しません
北海道産タラバガニを安い値段で買うには?
タラバガニの主な漁場はオホーツク海やベーリング海です。
オホーツク海について
まず始めに、オホーツク海についてです。
オホーツク海は1月、2月は流氷でおおわれており、3月になると氷が溶け始め、春になると徐々に氷が溶けていき、流氷とともにカニのエサとなるプランクトンが増殖します
この時期のカニは栄養をしっかり蓄え、身入りのいいタラバガニの旬の時期が到来します。北海道産のタラバガニも、この時期に水揚げが盛んに行われます
カニは年末にかけて需要が高まり、値段も高値のピークを迎えることもあり、春~夏にかけて北海道産のタラバガニは狙い目の時期となります
ベーリング海峡について
アラスカのベーリング海峡は、一年中氷点下を下回ることがない極寒の海で、タラバガニが生息するには最適の地です。そして、氷点下の海で育ったアラスカ産のタラバガニは、身の引き締まった食べ応えのあるタラバカニとなります
また、漁の解禁期間が冬の時期だけとなっており、タラバガニはじっくりと成長することができるので、他のタラバガニと比べてダイナミックかつ、値段が安いのも魅力の一つです
北海道産のタラバガニのメリット
何と言っても輸送時間が短いことです。
北海道で水揚げし、北海道で加工する事が出来るので、品質を保つことができ、北海道産のタラバガニはお値段以上にお喜びいただけること間違いなしです
タラバ足より、タラバ姿!
また、タラバガニは脚を好んで食べる方が多く、北海道産のタラバガニお探しの際は、姿を探して頂くと、値段が安い場合があります
輸入タラバの国内加工
また、まれに輸入したタラバガニを国内で加工しているものがあります。外国では塩自体の味が異なることがあるので、同じ塩茹ででも風味が異なることがあります。購入の際には原産国と加工地を確認するようにしましょう
産地直送と謳っていることがありますが、輸入品を北海道から発送しているケースもあるので、原産国と加工地を確認することで、確かめることもできます
北海道のタラバガニはどこで買うのが良い?
北海道産のタラバガニは流通量が少なく、道内以外ではなかなか店頭で買うことはできません。となると、一番手軽に買えるのは通販です。中でもオススメなのが、仕入れから加工までは一括している業者です
カニは、食べてみるまで分からないので、熟練した従業員が選ぶことで、身が詰まった食べ応えのあるカニを購入できます。また、加工まで一括することで、コストを削減できるのでお値段に還元することができます
北海道へご旅行の際は、市場をのぞいてみると、北海道産のフレッシュなタラバガニを置いていることがあるので、ぜひ一度はお立ち寄り下さい
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